コールセンターのカスハラ対応マニュアル雛形(場面別の文例)
入電の対応、折り返しの架電、チャット・メールで起きやすい場面です。オペレーターが通話を終えてよい条件と、警告の言い方をセンターで統一し、SVへのエスカレーションを早めに行います。
〔 〕の部分を貴社の内容に置き換えて使ってください。
場面1:暴言が続き、警告しても止まらない
問い合わせの途中から暴言や人格を否定する発言が続き、オペレーターが用件を進められない。
初期対応(その場で言うこと・やること)
・定めた文言で1回目の警告:「そのようなお言葉が続く場合、お電話を終了させていただきます」。 ・続いたら2回目の警告のうえ、「本日のお電話は終了させていただきます」と伝えて切る。 ・切電後すぐにSVへ報告し、応対履歴に記録する。
引き継ぎ(責任者への連絡の文例)
〔SV〕へ:〔受付番号〕の入電で、暴言が〔○分〕続き、警告2回のうえ終了しました。用件は〔要点〕で未解決です。折り返しの要否の判断をお願いします。
記録の文例
日時:〔年月日〕〔14:02〕〜〔14:15〕 場所:入電(受付番号〔番号〕) 内容:〔用件〕の途中から「バカ」「辞めろ」など暴言。警告を2回行ったが継続。 対応:14:15 に通話終了を告げて切電。SVへ報告、応対履歴に記録。 対応者:オペレーター、SV 記録:通話録音〔ID〕
場面2:オペレーターの氏名を聞き出し、名指しで非難される
オペレーターのフルネームを執拗に尋ね、「覚えたからな」「会社に言う」と繰り返す。
初期対応(その場で言うこと・やること)
・名乗り方はセンターの決まり(名字のみ・受付番号のみ等)に従い、それ以上は答えない。 ・「担当の氏名はお伝えしておりません。受付番号でお問い合わせいただけます」と伝える。 ・続く場合はSVに転送する。
引き継ぎ(責任者への連絡の文例)
〔SV〕へ:〔受付番号〕のお客様が私のフルネームを繰り返し求め、「覚えたからな」と言っています。名字と受付番号だけ伝えています。転送させてください。
記録の文例
日時:〔年月日〕〔10:30〕〜〔10:42〕 場所:入電(受付番号〔番号〕) 内容:オペレーターのフルネームを5回以上要求し、「覚えたからな」「上に言う」と発言。 対応:名字と受付番号のみ回答し、SVへ転送。 対応者:オペレーター、SV 記録:通話録音〔ID〕
場面3:同じ番号から、同じ内容の入電が続く
回答済みの内容について、同じ番号から一日に何度も入電し、毎回長時間話し続ける。
初期対応(その場で言うこと・やること)
・応対履歴を確認し、前回の回答を伝える。 ・回答が変わらないことを伝え、同じ内容なら通話を終える。 ・担当を固定せず、SVが方針を決めて全員に共有する。
引き継ぎ(責任者への連絡の文例)
〔SV〕へ:〔電話番号〕から、〔件名〕について本日〔○回目〕の入電です。前回回答は〔日付〕。以後の対応方針(回答の文言・終了の目安)の共有をお願いします。
記録の文例
日時:〔年月日〕計〔6〕回の入電(〔時刻〕ほか) 場所:入電(〔電話番号〕) 内容:〔日付〕に回答済みの〔件名〕を繰り返し質問。毎回30分以上。 対応:前回回答を伝えて終了。SVが対応方針(1回10分・回答文言)を決めてチームに共有(〔日付〕)。 対応者:オペレーター3名、SV 記録:応対履歴
マドグチで業種に「コールセンター」を選ぶと、この業種の例を入れた対応マニュアル・方針文書・掲示物と、 相談の記録台帳がそろいます。
コールセンター向けの書類をマドグチで作る出典・参考にした公的マニュアル
いずれも 2026-09-30 に公開されていることを確認しました。
本書は、厚生労働省の指針の項目に沿って作成した雛形です。内容の確定、社内手続、行政機関への届出は貴社で行ってください。個別の事案についての法的な判断は、弁護士・社会保険労務士等の有資格者にご相談ください。