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業種別 カスハラ対応マニュアル

訪問介護事業所のカスハラ対応マニュアルひな形(場面別の文例)

ヘルパーが利用者宅に一人で入る仕事なので、その場に頼れる人がいません。訪問時刻をめぐる叱責、飲酒した利用者からの暴言、物盗られの疑いの3つについて、その場で身を守る言い方と、サービス提供責任者へすぐ渡す連絡の文面を決めておきます。

〔 〕の部分を貴社の内容に置き換えて使ってください。

場面1:到着が数分遅れたことを理由に、玄関先で長く叱られ、無料の延長を求められる

前の訪問先が押して到着が5分遅れた。利用者のご家族が玄関で「時間を守れない人はいらない」と叱り続け、遅れた分を無料で延長するよう求める。

初期対応(その場で言うこと・やること)

・遅れたことは一度だけお詫びし、「本日のサービスは〔終了時刻〕までです」と時間を変えずに伝える。
・延長や料金の扱いはヘルパーが決めない。「事業所から改めてご連絡します」と伝える。
・叱責が5分を超えたら、玄関先のまま事業所に電話を入れ、サービス提供責任者の指示を受ける。

引き継ぎ(責任者への連絡の文例)

〔サービス提供責任者〕へ:〔利用者名〕様宅に〔○分〕遅れて到着し、ご家族から玄関先で〔○分〕叱責を受けています。遅れた分の無料延長を求められていますが、その場ではお受けしていません。料金の扱いのご連絡をお願いします。

記録の文例

日時:〔年月日〕〔9:05〕〜〔9:20〕 場所:〔利用者〕宅 玄関
内容:前の訪問の延長により5分遅れて到着。ご家族(〔続柄〕)が「時間も守れないのか」「代わりの人をよこせ」と約15分叱責し、遅れた分の無料延長を要求。
対応:遅れを一度謝罪し、終了時刻は変えない旨を伝えた。事業所に電話し、サービス提供責任者が料金はプラン通りとご家族へ回答。
対応者:訪問介護員、サービス提供責任者

場面2:飲酒した利用者から暴言を受け、物を投げつけられる

訪問すると利用者が昼から飲酒しており、調理の手順に文句を言いながら怒鳴り、手元のコップを床に投げつけた。

初期対応(その場で言うこと・やること)

・身の危険を感じたら、サービスの途中でも玄関の外へ出る。出口側に立って作業するよう普段から決めておく。
・外に出てから事業所へ電話し、再入室するかどうかは一人で決めない。
・けがや破損があれば写真を撮り、時刻を控える。

引き継ぎ(責任者への連絡の文例)

〔サービス提供責任者〕へ:〔利用者名〕様が飲酒しており、〔時刻〕にコップを床に投げつけられました。けがはありません。いまは外に出ています。本日のサービスを続けるか、ご指示をください。

記録の文例

日時:〔年月日〕〔12:30〕 場所:〔利用者〕宅 台所
内容:利用者が飲酒した状態で「味付けが違う」「役立たず」と怒鳴り、ガラスのコップを職員の足元へ投げつけた。職員にけがなし。
対応:作業を中断して屋外へ退避し、事業所へ連絡。サービス提供責任者の判断で当日は中止。ケアマネジャーへ報告し、次回からの訪問条件を協議(〔日付〕)。
対応者:訪問介護員、サービス提供責任者 記録:割れたコップの写真

場面3:財布が無くなったと疑われ、弁償や警察を呼ぶと迫られる

訪問の翌日、利用者から「ヘルパーが来てから財布が無い」と電話があり、職員を名指しして弁償を求め、警察に言うと告げる。

初期対応(その場で言うこと・やること)

・名指しされた職員はその利用者への訪問から外し、本人に直接やりとりさせない。
・事業所は「事実を確認します。確認が済むまで、担当の訪問はお休みします」と伝え、弁償には応じない。
・警察に相談すると言われたら止めない。事業所としても経過をまとめておく。

引き継ぎ(責任者への連絡の文例)

〔管理者〕へ:〔利用者名〕様から、〔日付〕の訪問後に財布が無くなったとの電話がありました。担当の〔役職〕を名指しして弁償を求め、警察に言うとのことです。担当は次回の訪問から外しています。

記録の文例

日時:〔年月日〕〔10:00〕(電話受付) 場所:事業所
内容:利用者から「前日の訪問後に財布が無い。〔担当〕が盗った」と電話。〔金額〕の弁償を要求し、払わなければ警察に言うと発言。
対応:事実確認を約束し、弁償には応じられない旨を伝えた。担当を当面外し、ご家族とケアマネジャーに連絡。〔日付〕に財布が室内で見つかったとご家族から連絡あり。
対応者:管理者 記録:訪問記録(当日の入退室時刻)

マドグチで業種に「介護・福祉」を選ぶと、この業種の例を入れた対応マニュアル・方針文書・掲示物と、 届いた相談を残す相談記録がそろいます。

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方針・掲示・電話・周知の例文

出典・参考にした公的マニュアル

いずれも 2026-09-30 に公開されていることを確認しました。

本書は、厚生労働省の指針の項目に沿って作成したひな形です。内容の確定、社内手続、行政機関への届出は貴社で行ってください。個別の事案についての法的な判断は、弁護士・社会保険労務士等の有資格者にご相談ください。

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