マドグチ

業種別 カスハラ対応マニュアル

調剤薬局のカスハラ対応マニュアルひな形(場面別の文例)

投薬カウンターでの待ち時間、在庫の無い薬の取り寄せ、医師への問い合わせ(疑義照会)の3つが起きやすい場面です。薬剤師が説明すべきことと、管理薬剤師が引き取るべきことを分け、カウンターの前で一人が責められ続けないようにします。

〔 〕の部分を貴社の内容に置き換えて使ってください。

場面1:処方箋を出してからの待ち時間について、投薬カウンターで大声を出される

混雑で20分待った患者が、投薬カウンターで「何をのろのろしている」と大声を出し、ほかの患者の前で薬剤師を責める。

初期対応(その場で言うこと・やること)

・前に何人待っているか、あと何分ほどかを具体的に伝え、お待たせしていることを一度お詫びする。
・大声が続く場合は、カウンターの端や相談スペースに移ってもらい、管理薬剤師が替わる。
・薬の説明は省かない。「大事なお薬の説明ですので、もう少しお時間をください」と伝える。

引き継ぎ(責任者への連絡の文例)

〔管理薬剤師〕へ:投薬カウンターで、〔○分〕お待ちの患者さんが大声で抗議しています。ほかに〔○名〕待っています。相談スペースでの対応を替わってください。

記録の文例

日時:〔年月日〕〔12:20〕〜〔12:30〕 場所:投薬カウンター
内容:待ち時間約20分について、「何をのろのろしている」「素人か」と大声で約10分。待合の患者が注目。
対応:待ち人数を伝えて謝罪し、相談スペースへ案内。管理薬剤師が交代し、服薬指導を行って渡した。
対応者:薬剤師、管理薬剤師

場面2:在庫が無く取り寄せになると伝えると、今すぐ用意しろと責められる

処方された薬の在庫が無く、翌日の取り寄せになると伝えると「今日飲む薬だ。他の店から持ってこい」と長く責める。

初期対応(その場で言うこと・やること)

・今日中に要る薬かどうかを確かめ、要る場合は近くの在庫のある薬局を探して案内する。
・できないこと(他店から取ってくる・自宅まで届ける)は約束しない。
・翌日渡しの場合は、受け取りの時刻と方法を紙に書いて渡す。

引き継ぎ(責任者への連絡の文例)

〔管理薬剤師〕へ:〔薬の名前〕が在庫切れで、翌日の取り寄せになる患者さんから強い抗議があります。今日の分が要るとのことで、在庫のある近くの薬局を確認中です。

記録の文例

日時:〔年月日〕〔16:40〕〜〔17:00〕 場所:投薬カウンター
内容:〔薬の名前〕が在庫切れのため翌日の取り寄せになると伝えると、「他の店から持ってこい」「配達しろ」と約20分。
対応:当日分が必要なため、在庫のある〔近隣の薬局〕に連絡して処方箋の持参を案内。残りは翌日〔時刻〕以降に渡すと書面で伝えた。
対応者:薬剤師、管理薬剤師

場面3:医師に問い合わせている間に、余計なことをするなと薬剤師を罵る

処方の用量に疑問があり医療機関に問い合わせていると、患者が「医者が出したものを黙って出せ」と薬剤師を罵り続ける。

初期対応(その場で言うこと・やること)

・「お薬を安全にお渡しするために、処方した先生に確認しています」と、問い合わせの理由を一度だけ伝える。
・回答を待つ間の目安の時間を伝える。問い合わせをやめることはしない。
・罵倒が続く場合は管理薬剤師が替わり、確認した薬剤師はカウンターを離れる。

引き継ぎ(責任者への連絡の文例)

〔管理薬剤師〕へ:〔医療機関〕へ〔薬の名前〕の用量について問い合わせ中、患者さんから「黙って出せ」と罵倒が続いています。回答待ちは〔○分〕の見込みです。対応を替わってください。

記録の文例

日時:〔年月日〕〔10:10〕〜〔10:30〕 場所:投薬カウンター
内容:〔薬の名前〕の用量について〔医療機関〕へ問い合わせ中、患者が「余計なことをするな」「訴えるぞ」と約15分罵った。
対応:問い合わせの理由を説明。管理薬剤師が交代。医師の回答により用量を変更して交付。
対応者:薬剤師、管理薬剤師 記録:疑義照会の記録(〔番号〕)

マドグチで業種に「医療」を選ぶと、この業種の例を入れた対応マニュアル・方針文書・掲示物と、 届いた相談を残す相談記録がそろいます。

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方針・掲示・電話・周知の例文

出典・参考にした公的マニュアル

いずれも 2026-09-30 に公開されていることを確認しました。

本書は、厚生労働省の指針の項目に沿って作成したひな形です。内容の確定、社内手続、行政機関への届出は貴社で行ってください。個別の事案についての法的な判断は、弁護士・社会保険労務士等の有資格者にご相談ください。

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